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SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ Vol.18 2015.7.30
2015/08/5


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 SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ Vol.18 2015.7.30

 サステナビリティCSOフォーラム/環境パートナーシップ会議(EPC)
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もくじ
【1】時事情報:SDSN Japan
【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
   ニューヨーク国連交渉報告(成果文書に関する加盟国間交渉)
【3】サステナビリティ紀行:
・「国連世界防災会議への働きかけを通して」
 2015防災世界会議日本CSOネットワーク堀内葵さん
・「公害の教訓を持続可能な地域づくりにいかす」
公益財団公害地域再生センター 林美帆さん
【4】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
   サーキュラー・エコノミー
【5】お知らせ・イベント紹介
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【1】SDSN Japan
SDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク:Sustainable Development Solutions Network)は2012年に国連事務総長が設立を発表した、研究機関や大学、企業や市民社会らが持続可能社会実現に向けた知識や方法を共有することを目指すグローバルネットワークです。コロンビア大学地球研究所所長のジェフリー・サックス教授がディレクターを務め、世界各国にネットワークを広げていますが、日本では2015年7月にSDSN Japanが設立されました。研究機関に加え、国連グローバルコンパクトやCSOネットワークらもメンバーもメンバーに加わっており今後の活動が期待されています。(連絡先:yuigawa(※)sfc.keio.ac.jp ) (※)を@に変更してお送りください。

【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
ニューヨーク国連交渉報告

7月20-24日、27-31日の10日間、成果文書に関する最終加盟国間交渉が開催されています。
(会合の関連文書:https://sustainabledevelopment.un.org/post2015
この会合で合意された文章は、9月に開催されるPost2015サミットにて正式に採択される予定です。

7月20日からの交渉に先立ち、メジャーグループその他のステークホルダーからインプットが提出されました。その一覧はこちらからご覧いただけます。
http://ow.ly/QfGSg

これらのインプットや7/20-24までの交渉を受け、7月26日に、最終交渉文書が発表されました。
http://ow.ly/QflCZ

この文章に対し、NGOや若者と子ども、女性、労働者のメジャーグループをはじめとした市民社会組織から、フォローアップ・レビューに関連して、加盟国以外のアクター(すべてのステークホルダーや独立機関)の関与に関する言及がなされるべきとの共同提言が出されています。

交渉は残すところあと1日ほどを残すところとなりました。今回の政府間交渉の概要(日々のアップデート)は、IISDの以下サイトからご覧いただけます。
http://www.iisd.ca/post2015/in7-8/

8月6日には環境省の担当者からの報告を聞き、国内のステークホルダーとの意見交換を行います。詳しくはイベント欄の最初の案内をご覧下さい。

(関連情報)
OWG成果文書日本語仮訳
持続可能な開発目標に関するオープン・ワーキング・グループの提案
http://pub.iges.or.jp/modules/envirolib/upload/5436/attach/SDGs_OWG_outcome_document_IGES_translated_final.pdf

事務総長統合報告書(The Road to Dignity by 2030)日本語訳「2030年、尊厳への道:貧困を終わらせ、全ての人々の生活を変革し、地球を守る」
http://pub.iges.or.jp/modules/envirolib/view.php?docid=5541

国連のSDGs/Post2015関連サイト:
http://sustainabledevelopment.un.org/post2015

【3】サステナビリティ紀行
さまざまな立場から持続可能な社会の実現に向け活動する方々にサステナビリティを考える上で大切な視点をお伺いするコーナーです。

・「国連世界防災会議への働きかけを通して」2015防災世界会議日本CSOネットワーク堀内葵さん
https://sus-cso.com/kiji/suskiko150728
・「公害の教訓を持続可能な地域づくりにいかす」公益財団公害地域再生センター 林美帆さん
https://sus-cso.com/kiji/suskiko150728-2

【4】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
サステナビリティに関する最新のニュースやキーワードをご紹介します。

サーキュラー・エコノミー(Circular Economy)
直訳すると、循環(する)経済。廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の他、資源の効率利用や環境負荷低減などを意識した、持続可能性の実現が企画やデザインに組み込まれた経済のあり方のこと。EUを中心に推進されていて、2015年に「サーキュラー・エコノミー戦略」が発表されることになっています。持続可能な消費と生産がSDGs目標12に策定され、「国連持続可能な消費と生産の10年」もスタートしていることもあり、今後、グリーンな経済への移行に向けた具体的戦略策定が各国で進んでいくことが予想されます。新しいビジネスモデルやイノベーション、ライフスタイルの変化が生まれることによる、経済発展の新しいあり方を模索する動き。これから益々注目と言えそうです。

【5】お知らせ・イベント紹介
近日開催予定のイベント等の情報をお伝えします。

◯サステナビリティ円卓会議 ~SDGs 今とこれから~
・日時:8月6日(木)18:00-20:00
・会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース(東京・渋谷区)
・参加費:無料(事前登録制)
・主催:環境パートナーシップ会議(EPC)
・協力:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
・詳細:https://sus-cso.com/kiji/event150723

◯パートナーシップ・ダイアログ ~生態系をいかした防災・減災のこれからを考える~
・日時:8月6日(木)16:00-17:30
・会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース(東京・渋谷区)
・参加費:無料(事前登録制)
・主催:環境パートナーシップ会議(EPC)/国連生物多様性の10年市民ネットワーク
・協力:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
・詳細:https://sus-cso.com/kiji/event150723-2

◯YNU国際シンポジウム2015「水環境管理 -高度排水処理技術、WET、および生態リスク評価-」
・日時:8月3日(月)13:00-17:30
・会場:横浜情報文化センター6階 情文ホール
・共催:横浜国立大学国際戦略推進機構、JST戦略的国際科学技術協力推進事業「日本-中国研究交流」、「効率的排水管理のための毒性評価と毒性削減手法の開発」プロジェクト
・詳細:http://www.ynu.ac.jp/hus/kokusais/13950/detail.html

◯環境シンポジウム(さいたま会場)
・日時:8月5日(水)13:30-16:00
・会場:ホテルラフレさいたま3階櫻ホール
・主催:中央環境審議会総合政策部会
・詳細:http://www.geoc.jp/katsudo/jigyo/cat23/26648.html

◯エコツーカフェ「野生動物とエコツーリズム」
・日時:8月26日(水)18:30-20:00
・会場:OnJapan CAFE(東京メトロ「明治神宮前」駅より徒歩4分)
・主催:日本エコツーリズム協会 
・詳細:http://www.ecotourism.gr.jp/index.php/events/cafe/

◯自然エネルギー学校・京都 2015~電力自由化時代の自然エネルギー~
・日時:8月29日(土)~11月21日(土) (全4回の連続講座)
・会場:第1回~第3回:京エコロジーセンター(京都市伏見区)、第4回:岡山県西粟倉村
・主催:京エコロジーセンター(指定管理者:(公財)京都市環境保全活動推進協会)
・詳細:http://www.kikonet.org/event/2015-08-29

◯水から考える未来のコミュニティ –SDGsの上手な使い方-
 第2回ワークショップ
・日時:9月12日(土)
・会場:長野県安曇野市(現地集合・解散)
・内容:地下水活用事例や地下水活用のルールづくりについて
・主催:「水xSDGs」セミナー実行委員会(構成団体:ウォーターエイドジャパン、国際協力NGOセンター(JANIC)、国連生物多様性の10年市民ネットワークなど)
・詳細:NPO法人ウォーターエイドジャパン info-japan(※)wateraid.org (※)を@に変更してください。

◯市民のための環境公開講座「環境問題は、自分問題」
・日時:7月7日(火)~12月8日(火)
・会場:東京(各回毎、各会場)
・主催:(公社)日本環境教育フォーラム、(公財)損保ジャパン日本興亜環境財団、損害保険ジャパン日本興亜(株)
・詳細:http://www.sjnkef.org/kouza/kouza2015/

◯環境NGO・NPOレベルアップ実践研修-応用研修-
・日時:8月~10月(各会場毎、「詳細」参照)
・会場:近畿(大阪・滋賀)・関東(茨城・東京)・九州(熊本・鹿児島)(各会場とも「詳細」参照)
・主催:独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金部
・詳細:http://www.jacses.org/kensyu/advanced2015.htm

・・・最後に
7月28日-29日に横浜にて、第7回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2015)が開催され「気候変動」と「SDGs」をテーマに、様々な討論が開催されました。気候変動については気候変動枠組条約が一義的な交渉の場となりますが、SDGsにも目標13に設定されており、今後更なる取り組みの加速が期待されています。国家や企業の方策を待つのみならず、市民社会としてどのような多様な解決策を見出し発信していけるか。政策提言・実例づくり両面の動きに注目したいと思います。(編集部)

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 発行:一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
 E-mail: rio20@epc.or.jp  Tel:03-3407-8107
 https://sus-cso.com/
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