[開催報告]NGOによるSDGsのための戦略合宿が開催されました。
2016/12/27
5つのPを軸にして関心ごとの共有
SDGs達成に向けて取り組んでいるNGOのスタッフ15名によるNGO研究会(戦略合宿)を12月19~19日に神奈川県三浦市において開催ました。SDGsをとりまく状況下で、いかにNGO活動を発展させるか、次年度以降の活動の相乗効果を上げるための効果的な方法は何かなどの検討や情報共有、集中的な議論を行いました。
研究会の様子 車座での議論
前半ではそれぞれの活動についての情報共有やSDGsに関する社会状況分析を行いました。最初にそれぞれの関心ごとや大事にしていることを共有すると、パートナーシップやつなぐということが多くの参加者から出されました。社会分析では伊勢志摩サミットやTICADなどの国際分野での動きや、国内各地の状況、自治体や企業の動きなど、それぞれが情報を出し合って共有しました。
今後の活動内容の検討においては、政府が設置したSDGs推進本部へのインプットをどうするかや、一般的にまだ知られていないSDGsをど のように普及・啓発していくかなどの議論をしました。ヨーロッパのNGOの例では、1)政策、2)認知度向上、3)モニタリング、4)国内外での実施・連携方法が活動の柱になっており、これを参考にしました。認知度向上については、SDGsという言葉や課題だけを広めるのではなく、どうしたら地域・世界がどう良くなっていくか考えることの重要性や、中長期の展望をもって、どう取り組めばいいか、など議論しました。
集中的な熱い議論をする一方で、参加者全員がオフの立場で知り合える良い機会となりました。休憩時間に海岸まで行くと、名物の三浦大根が干 してあり、野鳥が飛来するのを眺めるなど、自然の恵みも感じることができました。(文:星野智子)
海岸でリフレッシュ 大量の三浦大根の前で