SDGsメールマガジンvol.10 2014.12.6
2014/12/6
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SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ Vol.10 2014.12.6
サステナビリティCSOフォーラム/環境パートナーシップ会議(EPC)
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もくじ
【1】ESDの10年ユネスコ世界会議報告
【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
国連事務総長統合報告書がリリース
【3】連載:持続可能な社会の実現に向けて
(1)リオサミット後のステークホルダーの動き
【4】サステナビリティ紀行:
・持続可能な社会の実現にむけた市民参加とパートナーシップ
~SDGsの策定と実施にむけて~」
上智大学大学院地球環境学研究科 中島恵理さん
・中間支援ネットワークの存在意義と防災」
ひろしまNPOセンター 松原裕樹さん
【5】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
国連気候変動リマ会議(COP20)
【6】お知らせ・イベント紹介
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【1】ESDの10年ユネスコ世界会議開催報告
11月4日~8日(岡山市)、10日~12日(名古屋市)に「ESDに関する
ユネスコ世界会議」が開催されました。今後のESDの方向性を決める
ために採択された「あいち・なごや宣言」が採択。今後の取り組みに
向け、世界や地域で活動する人たちが決意を新たにしました。
以下のサイトに、成果報告や宣言の仮訳が掲載されています。
http://www.esd-jpnatcom.jp/conference/result/index.html
【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
12月4日、SDGs/Post2015年開発目標に関する事務総長統合報告書
(未編集版)がリリースされました。
報告書は現実的かつ野心的な目標の必要性を訴え、すべての活動に
サステイナビリティが統合される包括的なアプローチが必要と指摘。
これまでのOWG(オープンワーキンググループ)による討論で17項目
の目標が提案されていましたが、SDGsの重要要素として、以下6つが
提示されました。
1:Dignity(尊厳)貧困を終え不平等と戦うこと
2:People(人々)健康的な生活、知識、女性や子どもの
社会参画を保障すること
3:Prosperity(繁栄)強く、包括的で革新的な経済を育てること
4:Planet(地球)すべての社会と子孫のために生態系を守ること
5:Justice(正義)安全で平和な社会と強い制度をつくること
6:Partnership(パートナーシップ)持続可能な開発のためのグローバル
な連携を触媒すること
また、市民参加の必要性についても強調されています。
報告書の公式バージョンは12月31日にリリースされる予定です。
国連はこの報告書について、市民社会からのコメントを求めています。
コメントは以下リンクから送ることができます。
https://docs.google.com/forms/d/1U97gmcy-KGsu66-lVi1cHU7R-C_B4y6u0AbFtua2zE4/viewform
国連のSDGs/Post2015関連サイト:
http://sustainabledevelopment.un.org/post2015
国連事務総長による統合報告書(PDF英語版):
http://sustainabledevelopment.un.org/content/documents/5527SR_advance%20unedited_final.pdf
SDGs関連参考資料:POST2015/UNU-IASポリシーブリーフ日本語版
http://ias.unu.edu/jp/news/announcements/post2015-unu-ias-policy-brief-series-published.html#info
【3】連載:持続可能な社会の実現に向けて
リオ+20を受けて、SDGs(持続可能な開発目標)の設定が決まり、持
続可能社会実現にむけたパートナーシップの推進が求められています。
未来へのヒントを探るべく、1992年のリオサミット後のステークホルダ
ーの歩みについて振り返ります。
(1)リオサミット後のステークホルダーの動き
(星野智子:環境パートナーシップ会議(EPC)副代表理事/リオ+20地球
サミットNGO連絡会幹事
http://sustainability.sakura.ne.jp/sutainability/sdgs/susjitsugen01
【4】サステナビリティ紀行
さまざまな立場から持続可能な社会の実現に向け活動する方々にサス
テナビリティを考える上で大切な視点をお伺いするコーナーです。
・「持続可能な社会の実現にむけた市民参加とパートナーシップ
~SDGsの策定と実施にむけて~」
上智大学大学院地球環境学研究科 中島恵理さん
http://sustainability.sakura.ne.jp/sutainability/sdgs/suskikonakajimaeri
・「中間支援ネットワークの存在意義と防災」
ひろしまNPOセンター 松原裕樹さん
http://sustainability.sakura.ne.jp/sutainability/sdgs/suskikomatsubarayuki
【5】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
サステナビリティに関する最新のニュースやキーワードをご紹介します。
○COP12/COP/MOP10(国連気候変動枠組み条約会議第20回会合、
京都議定書締約国会議第10回会合)
2014年12月1-12日、リマ(ペルー)にて開催中です。
2015年12月までに、2020年から始まる新しい国際枠組みに合意する
ことができるか。2020年までに、各国の取り組みを底上げする具体
策は見いだせるのでしょうか。
以下WWFジャパンのサイトにはこの会議の解説が紹介されています。
「国連気候変動リマ会議(COP20・COP/MOP10)の開催:2015年
合意に向けて交渉は進むか ( WWFジャパン)
http://www.wwf.or.jp/activities/2014/11/1236229.html
*WWFジャパンでは、気候変動の国際交渉前にメディア向けスクール
を開催しています。
詳細:http://www.wwf.or.jp/activities/climate/cat1259/2009_4/index.html
関連情報・ニュース:
・iisd Earth Negotiation Bulletin(環境/開発に関する国際交渉レポート)
http://www.iisd.ca/vol12/enb12608j.html
・UNFCCC COP20/CMP10 国立環境研究所の取り組み
http://www.nies.go.jp/event/cop/cop20/index.html
・COP20開幕 米中の姿勢に期待 (2014.12.2 NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141202/k10013650111000.html
・COP20が開幕、「新枠組み」合意の道筋立つか (2014.12.2 オルタナ)
http://www.alterna.co.jp/14131
・ペルーでCOP20開幕、楽観する声も
(2014.12.2 ナショナルジオグラフィックニュース)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141202001
・温暖化対策交渉に後ろ向き 日本に化石賞
(2014.12.3 朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASGD32VD8GD3ULBJ001.html
・CO2削減170億トン必要 (2014.11.20 ワシントン共同)
http://www.daily.co.jp/society/science/2014/11/20/0007518032.shtml
・途上国の気候変動対策支援 資金援助から投資へ -三井物産戦略研究所
シニア研究フェロー本郷尚- (2014.11.20 日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79917150Z11C14A1X93000/
・温暖化対策:COP20事務局長が日本に注文 (2014.12.3 毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/news/20141203k0000e040243000c.html
・2015年の合意に向け、重要な足がかりとなるリマでの気候変動協議
(2014.11.28 EU News)
http://www.euinjapan.jp/media/news/news2014/20141128/191902
【6】お知らせ・イベント紹介
近日開催予定のイベント等の情報をお伝えします。
○防災世界会議(in仙台 2015年3月開催)に関連資料が内閣府HPにて
公表されています
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/sekaikaigi/04/index.html
○人権デー・国際家族農業年記念 ドキュメンタリー映画
『収穫は誰のもの?』特別上映会
~ドキュメンタリーから開発アジェンダを考える~
・日時:12月7日(日)13:30-16:00
・場所:中央大学後楽園キャンパス3号間3階3300教室
・主催:国連広報センター/共催:中央大学
・協力:Beyond MDGs Japan, NHK
・参加費:無料
・詳細/申込み:http://www.aseed.org/ecocho/topic/seminar_ffgj.html
○ Fair Finance Guide Japan ウェブサイトオープン記念セミナー
~投融資方針の可視化 ⇒ 金融機関の新しいCSR競争へ~
・日時:2014年12月9日(火)19:00-21:30
・場所:千代田区淡路町 ワテラスコモンホール
http://www.yasuda-re.co.jp/waterras/access/
・主催:A SEED JAPAN/「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、
アジア太平洋資料センター(PARC) 共催
・参加費:1,500円(A SEED JAPAN/JACSES/PARC会員1,000円)
(懇親会費用込(簡単な軽食とお飲物含))
・申込み:https://ssl.form-mailer.jp/fms/3fc9dc36325463
○「サイエンティスト」上映会&シンポジウム
・日時:12月11日(木)13:30-16:30
・場所:東京ウィメンズプラザ視聴覚室
・主催:食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク
・講師:新井秀雄 土田修 河田昌東
・参加費:1000円
・詳細:http://fa-net-japan.org/
○第2回環境・開発勉強会 「ポスト2015開発アジェンダと開発資金」
・日時:12月11日(木)17:00-18:30
・場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
http://www.geoc.jp/access
・講師:荒川博人さん(住友商事株式会社顧問)
・参加費:無料
・主催:動く→動かす、(特活)アフリカ日本協議会
・協力:(一社)CSOネットワーク
(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン 助成:地球環境基金
・詳細/申込み:http://ow.ly/EAaK2
○生物多様性こうち戦略ワークショップ「生物多様性×食と観光」
・日時: 平成26年12月16日(火)13:00-16:00
・場所: 高知県立県民文化ホール1階 第11多目的室
・テーマ:自然の恵みが支える豊かなグルメ
~食を知る、伝える、もてなす~
・講師: ビュッフェレストラン エズ 吉川周佐氏、
野菜ソムリエコミュニティこうち
・入場料:無料
・主催: 高知県林業振興・環境部 環境共生課(高橋、川崎)
・問合せ・申込み: 四国生物多様性ネットワーク(谷川)
メール:info@ikimonokochi.com FAX:0889-67-0383
「生物多様性×こうち」 http://ikimonokochi.com/
(FB https://www.facebook.com/ikimonokochi)
○エシカル連続講座vol.1 勉強会 日本の「エシカル」、今どのあたり?
・日時:12月17日(水)18:30-20:30
・場所:アムネスティ・インターナショナル日本事務所 (東京)
http://www.amnesty.or.jp/about_us/access.html
・講師:加治知恵(エシカルケータイキャンペーン/A SEED JAPAN)、
細田琢(デルフィス エジカル・プロジェクト)、
宇野真介(エシカルケータイキャンペーン/ナマケモノ倶楽部)
・参加費:500円(資料代)
・主催:国際青年環境NGO A SEED JAPAN
・協力:エシカルケータイキャンペーン実行委員会
・詳細/申込み:http://www.aseed.org/2014/11/3147/
○CBD/COP12における日韓NGO連携活動
-生物多様性条約第12回締約国会議報告会-
・日時:2014年12月17日(水) 18:30~21:00(開場18:00)
・場所:雑司が谷地域文化創造館 第2会議室(定員54名)
http://www.toshima-mirai.jp/center/e_zoshigaya/
・報告:坂田昌子:COP12における脱原発をめぐる日韓連携活動報告
花輪伸一:沖縄とチェジュの軍事基地建設による生物多様性の破壊
柏木 実:日韓NGOの連携-湿地、そして生物多様性へ-
坂田昌子:リニア中央新幹線問題とカリワン山開発問題の連携
・参加費:無料、申し込み不要
・共催:ラムサール・ネットワーク日本、国連生物多様性の10年市民ネッ
トワーク
・問合せ:ラムサール・ネットワーク日本TEL.03-5834-6566(月水金の午後)
○第8回生物多様性協働フォーラム ウナギの未来をつなげよう
~うまいもんが結ぶ人の縁、水のつながり、生きもののくらし~
・日時:2014年12月23日(火・祝) 11:00-17:00
・場所:グランフロント大阪 ナレッジシアター(梅田)
・内容:講演(ウナギ、川魚文化関連)とパネルディスカッション
「2050年の子どたちは、鰻重を知っているか?」
・詳細:http://www.murc.jp/publicity/press_release/press_141114
・主催:生物多様性協働フォーラム事務局
(三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社、兵庫県立人と自然の
博物館、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク)
・申込み/問合せ:http://www.murc.jp/forum/BDC.html
○グッドライフアワード2015 募集
応募資格:環境と社会によい暮らし」を実現するための活動に取り組む、
日本国内の各種団体、企業、個人
募集期間:11月6日(木)-1月7日(水)
応募方法:http://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/
○環境研究総合推進費S-11・Beyond MDGs Japan合 同公開シンポジウム
「持続可能な開発目標(SDGs) とポスト2015年 開発アジェンダ
– 国際論議の現状と実施へ向けた課題-」
・日時:2015年1月16日(金)13:00-18:00
・場所:国連大学3階ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区)
・言語:日本語/英語(同時通訳あり)
・主催:国立大学法人 東京工業大学(環境省環境研究総合推進費S-11)、
国連大学サステイナビリティ高等研究所
・詳細/申込み:http://www.post2015.jp/sympo-2015
・・・最後に
「開発から、自然豊かな景観を守ろう」。鎌倉の御谷の森で日本最初のナ
ショナルトラスト活動が立ち上がってから、今年で50年。この活動には文
化人大佛次郎らが参加し、古都保存法が成立するきっかけともなりました。
私たちが目指す文明のあり方、求める開発のあり方とは何か。2020年の
東京オリンピック開催に向け、さまざまな計画が進めらていれるいま、改
めて、その問いに向き合い、その解を導き出すために必要な行動を選んで
いけたらと思います。(編)
お読みいただきありがとうございました。
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発行:一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
E-mail: rio20[※]epc.or.jp [※]を@に変更して送信してください。
Tel:03-3407-8107
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