SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ Vol.14 2015.3.27
2015/03/27
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SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ Vol.14 2015.3.27
サステナビリティCSOフォーラム/環境パートナーシップ会議(EPC)
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もくじ
【1】国連防災世界会議
【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
ニューヨーク国連交渉報告(3月23-27日:持続可能な開発目標と指標)
中間報告
【3】サステナビリティ紀行:
・「経済をグリーンにするために-グリーンコンシューマー活動」
認定NPO法人環境市民代表 杉本育生さん(※杉は木編に久)
・「国際目標を地域の実践に落とし込む」
京のアジェンダ21フォーラム事務局長 井上和彦さん
・「水から考える持続可能な未来」
水ジャーナリスト/アクア・コミュニケーターアクアスフィア代表
橋本淳司さん
・「新興国ブラジルにみる持続可能な開発の未来」
オルター・トレード・ジャパン政策室室長 印鑰智哉さん
・「フェアなお金の流れをつくる –Fair Finance Guide」
A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクトボランティアスタッフ 土谷和之さん
【4】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
データレボリューション
【5】お知らせ・イベント紹介
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【1】国連防災世界会議
3月14日から17日にかけて、仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されまし
た。1994年の横浜、2005年の兵庫に続き継続して日本がホストしている防災
会議。東日本大震災を経た東北での開催とあり、市民社会からも多くの参加
がありました。
<参加報告>
・市民防災世界会議
・パブリック・フォーラム「防災・減災・復興への生態系の活用」
・パブリック・フォーラム「東日本大震災と持続可能な防災教育シンポジウム」
<関連記事>
・第3回国連防災世界会議(外務省)
採択文書や日本政府による評価などが紹介されています。
・国連防災世界会議 成果と議題(NHK:WEB特集)
国際会議の合意事項に加え関連イベントについても触れられています
・2015防災世界会議日本CSOネットワーク (JCC2015)
日本CSOネットワークによる活動成果が報告されています。
【2】SDGs/Post2015年開発目標最新動向
ニューヨーク国連交渉報告(3月23-27日:持続可能な開発目標と指標)中間報
告(現地時間3月25日現在)
ニューヨーク国連本部にて「持続可能な開発目標とターゲット」についての
政府間交渉が3月23日-27日に開催されました。
会合の関連文書
この会合に先立ち、ポスト2015開発アジェンダの共同ファシリテータの特別
要求にもとづき、国連統計委員会による初歩的な報告書が公表され、300以
上の指標と、それに関する70の加盟国統計局の反応にもとづく指標評価が紹
介されました。
これに加え、会合初日に共同ファシリテータよりターゲットについての提言
文書が公表されました。
しかし、これについては基準が不明確など懸念も多くありました。
会合では多くの国が、昨年のOWG(オープンワーキンググループ)の議論の
蒸し返しは避けたいと発言。既に合意されている17目標169項目のターゲッ
トに変更を加えないこと前提に、OWGの合意文書のうち具体的目標数値が定
まっていない項目や、国際合意との整合性の観点から討論が行われることと
なります。また、指標については「誰も取り残さない(Leaving no-one
behind)」という原則にのっとり、ジェンダー、年齢、収入、地理などの要
素を配慮した細分化が必要との意見の他、国・地域別指標策定の必要性、指
標関連業務に関する各国能力の配慮や能力開発支援の必要性などに関する意
見があった他、各分野の専門組織や民間セクターなどから指標データにおけ
る貢献についての提言がありました。
また25日はメジャーグループ・ステークホルダーとの対話セッションが開催
され、共同ファシリテータから今後の指標コンサルテーションプロセスにお
ける市民社会の参加が国連統計委員会に提案されました。今後のプロセスで
も市民社会の参画の場が確保されるべきとの見解が共有されています。
今回の政府間交渉の概要については、IISDのサイトからご覧いただけま
す。
<今後の交渉日程>
4月20-24日(5日間):実施手段、持続可能な開発のためのグローバル・
パートナーシップ(資金関連会合と重なる可能性があり一部日程変更見込み)
5月20日頃:SDGsゼロドラフト公表予定
5月18-22日(5日間):フォローアップとレビュー
6月22-25日(4日間):成果文書に関する加盟国間交渉
7月20-24日、27-31日(10日間):成果文書に関する加盟国間交渉
(関連情報)
OWG成果文書日本語仮訳
持続可能な開発目標に関するオープン・ワーキング・グループの提案
事務総長統合報告書(The Road to Dignity by 2030)日本語訳
「2030年、尊厳への道:貧困を終わらせ、全ての人々の生活を変革し、地球
を守る」
国連のSDGs/Post2015関連サイト
【3】サステナビリティ紀行
さまざまな立場から持続可能な社会の実現に向け活動する方々に
サステナビリティを考える上で大切な視点をお伺いするコーナーです。
・「経済をグリーンにするために-グリーンコンシューマー活動」
認定NPO法人環境市民代表 杉本育生さん(※杉は木編に久)
・「国際目標を地域の実践に落とし込む」
京のアジェンダ21フォーラム事務局長 井上和彦さん
・「水から考える持続可能な未来」
水ジャーナリスト/アクア・コミュニケーターアクアスフィア代表
橋本淳司さん
・「新興国ブラジルにみる持続可能な開発の未来」
オルター・トレード・ジャパン政策室室長 印鑰智哉さん
・「フェアなお金の流れをつくる –Fair Finance Guide」
A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクトボランティアスタッフ 土谷和之さん
【4】サステナビリティ最新ニュース・キーワード解説
サステナビリティに関する最新のニュースやキーワードをご紹介します。
データレボリューション(Data Revolution)
インターネット技術の進歩やソーシャルメディアなどの普及に伴い、これま
で以上に多様な方法で膨大なデータを収集・分析・活用することが可能とな
っています。こういった背景を受け、Post2015年開発アジェンダのハイレベ
ルポリティカルフォーラムがデータレボリューションの必要性を提言。2014
年8月、国連事務総長が「意思決定やモニタリング、評価測定にはタイムリー
で有効なデータの活用が必要不可欠」との認識のもと「持続可能な開発のた
めのデータレボリューション」を提言し、専門家アドバイザーグループが設
立されました。同ブループは11月に「A WORLD THAT COUNTS」という報告書を
提出し、持続可能な開発にデータを役立てるための5つの提言(1:方針・基
準に関する国際合意の開発、2:公益のための技術・革新の共有、3:能力開
発のための新たな資源、4:調整と動員のためのリーダーシップ 5:SDGsデー
タにおけるいくつかの速攻成功例の開発)を行いました。
(関連情報)
・国連データレボリューションウェブサイト
・データレボリューションの取り組み:国連が視覚化する未来(Microsoft)
【5】お知らせ・イベント紹介
近日開催予定のイベント等の情報をお伝えします。
◯「What’s Next? お金の役割から考えるエネルギー・食・経済の次の一歩」
・日時:4月12日(日)
・会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木神園町)
・主催:A SEED JAPAN
◯アースデイ東京2015
・日時:4月18日(土)〜19日(日)
・会場:代々木公園 イベント広場&ケヤキ並木
・主催:アースデイ東京
◯生物多様性を主流化するためのCEPA(コミュニケーション・教育・普及啓
発)キット日本語版公表
生物多様性条約事務局が国際自然保護連合(IUCN)に発注し策定されたキッ
トの日本語版です。対象者は国家戦略策定者となっていますが、地域戦略を
策定する自治体の生物多様性担当者や、生物多様性の主流化に向けたステー
クホルダーである企業、教育機関、研究者、NGO/NPOも、それぞれ自分たち
の立場からの視点でみることで活動のチェックブックになっています。
・・・最後に
早いもので3月も終わり。4月から新たな職務や環境に移る方も少なくないこ
とと思います。SDGs/ポスト2015年開発目標は2030年に向けた目標ですが、
新たな年度を迎えるにあたり、1年度にどんな自分や組織、社会でありたい
か、15年後の未来予想図に加えて具体的に考えてみるのもよいですね。
(編集部)
お読みいただきありがとうございました。
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発行:一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
E-mail: rio20(※)epc.or.jp Tel:03-3407-8107
(※)を@に変更してください。
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