NGO連絡会参加者が外務省と環境省でリオ+20に関する情報共有と意見交換
2011/10/27
2011年9月初旬、NGO連絡会の参加者が外務省と環境省を訪問しリオ+20に関する情報共有と意見交換を行ってきました。
下記のような話し合いが行われました。
世界の動き
リオ+20の最大の特徴は、BRICsを含めた新たな世界秩序を描く機会であること。
グリーン経済へ世界の首脳レベルでコミットするようにしたい。
ダーバンで開催されるCOP17の内容もリオ+20に影響する可能性がある。
ポストMDGsという視点も重視されている。
8月のブラジル主催の会議で、主要国が参加しないと失敗するかもという危機感が共有された。
リオ+20へ向けて下記のような動きが最近出てきている:
・リオ:数値目標を含めたロードマップの作成
・コロンビア:サステナブルデベロップメント・ゴールズ。
(MDGsみたいにみんながわかりやすいゴールを設定しようという取組み。)
1月にゼロドラフトが出てくると、より具体的な話が進むかもしれない。
日本から1992年にはESDを提案した。今回は例えばポストMDGsを提案する、というポジションもありえる。
アジア準備会合で日本としては環境にいい形で経済を改善していく提案がしたい。
開催地について
会場はまだ決まっていない。政府系とNGO系でエリアがわかれてしまう可能性がある。
日本パビリオンについて政府で検討をはじめている。
来年現地では、各ステークホルダーのプレゼンスもアピールしたい。方法の検討が必要。
日本国内の動き
市民社会の参加は国内準備委員会の場を活用してほしい。
文書を出すまでのプロセス自体にも意味があると考える。
NGOとして何を発信したいのか、政府側にも教えてほしい/情報共有していきましょう。
政府がNGOに期待することは、たとえばグリーン経済の指標について専門家の視点ではなく、生活者の使う側の視点での評価を行うことなど。
国内準備委員会と政府の成果文書はそれぞれ提出する。